マラッカを後に。

昨日、マラッカからインドネシアのドゥマイに行くフェリーに乗りました。船での越境

は初めてではないかと思っていたのですが、考えてみたら仕事で博多から韓国に行く時に博多ー釜山をビーグル号という高速船で越境したことがありました。今回の旅では

これで徒歩、バス、列車、船、飛行機と移動する全ての方法で越境した事になります。

なにもこれが目的ではなかったのですが振り返ってみるとこういう結果になりましたというだけです。インドネシアは最後の訪問国。これで一応は目的を果たした事になりました。考えてみるとつまらない目的でしたが、それでも達成感はあります。

船内の様子です。ここは２階にあってVIPルームですが勿論１階の庶民クラスで席を取りましたが、見ていると出航して直ぐに親子で２階に行く人達がいてマネして行って

みました。乗務員も何も言いませんでした。外のデッキに出るドアには海上ではこの

ドアを開けるなと書いてありましたが皆さん無視してデッキで外を眺めたりタバコを

吸っていたりしました。

モニターでDVDを放映していたのですが、観てると海難事故の映画でした。嵐で沈没

しそうになったり、救命ボートを捨ててしまうような内乱が起きたりといった内容でしたが、何も航行中の船の中で見せなくてもいいような映画でした。

そのデッキから撮った写真です。中央が前日に上ったマカッラタワーです。この高い

ポールのような支柱を中心に円盤状の乗り物が回転しながら上下していくのです。

同じく前日に夕日を撮りに行ったモスクです。夜はライトアップされて地元では格好の

デートスポットらしいです。でも殆どが観光客でしたけどね。大きな建物は建設中の

ホテルだと思います。この現場で海岸線の道路に出ようとしたら警備のおっさんに何所

に行くんだと聞かれてモスクと言ったらこっちじゃない、あっちだと言われました。

マレーシアでは殆どの人が英語が通じます。旅行者にとっては何より助かります。

かわいい女の子が居たので撮ろうとしたら食いしん坊な弟と親父が来て一緒に撮ってしまいました。折角のシチュエーションが台無しでした。チョロチョロと動き回って危ないので親父が首根っこを押さえてました。

そんなこんなで２時間ちょっとで無事インドネシアのドゥマイという港に着きました。

見てると外人は僕の他に白人が一人。ここの入国検査でシンガポールの次にえらく何やかやと色々な事を聞かれました。インドネシアの何所に行くんだ、歩いていくのか、

カンボジアにも行ってきたのかなどと入国には関係ないこと（多分）まで聞かれました。そういえばマレーシア出国の際に、この１人の白人が色々と聞かれて結構時間を

取られていました。何か要注意な事をしたか言ったりしたのではないかと思います。

その情報がインドネシアに伝えられて僕と勘違いしたのではないかと思います。

その港からバイタクでバス乗り場に行こうとした時にその白人が歩いて町中に向かうのを見ました。僕はバス乗り場までバイタクで行き、そこからバスでペカンバルに行くと

言ったのですがその白人はもしかしたら歩いてペカンバルまで行くと言ったのではないでしょうか。普通では考えられない事なので出入国の検査で尋問されたのではないかと

思います。

そう言えばもう１人フェリー乗り場の待合室に白人が１人いましたが、船には乗って

いませんでした。これは明らかに出国禁止で足止めされたのでしょう。確か彼は僕と

同じ前日にチケットを買いに来た人ではなかったかと思います。船は１日１便しか

出ていませんので３７７０円のフェリー代がパァですね。勿体無い。

この日（昨日）の移動は結構時間がかかりました。フェリーで２時間ちょっと、バスの

出発まで２時間半、バスで５時間半です。ホテルに着いたのが７時半過ぎ。夕飯をたべに行ってパソコンやスマホのWiFi設定、メールを書いてシャワーを浴びてとホッとしたら１１時前。今朝はコーランの読経で４時過ぎに目が覚めました。ちょっと寝不足かな。