帰国。
昨日の朝、成田に着きました。8時間のトランジットも相棒がいてくれたお陰で左程
苦痛ではありませんでした。数年前にはサウジアラビアで10時間のトランジットを
経験していたのでそれを考えると憂鬱だったのですが、あの時は国内線から国際線への
乗換えで仕事の重い荷物を抱えたままでしたから随分と往生しました。今回はターミナルの中にいる事が出来たので空港内のお店や施設、またWiFiが利用出来たのも比較的楽だった事の一因だったかもしれません。
相棒とはインドネシアの女の子で、バリのデンパサールからクアラルンプールへの
飛行機の中でたまたま隣の座席だったのですが、KLが目的地かトランジットかと聞いたら何と成田まで同じ飛行機で行くというのです。心強い相棒が出来た次第です。最も
KLの空港で一緒だったのは最初だけで、あとは殆ど家族とビデオ通話で会話してました。お母さんだという人と会話している最中に、新しいボーイフレンドです、とカメラ
に向かって喋ったら受けてくれました。彼女は成田への飛行機に乗る搭乗口で日本人の
友人と待ち合わせしていて、東京ではその友達の家に泊めてもらうそうです。彼女とは
成田のイミグレの前で別れました。東京での滞在を楽しんでくれたらと思います。
成田でのイミグレですが、外国人の窓口には何百人(多分)と並んでいるのに日本人の
窓口には誰もいません。イミグレでは待たされるのが常なので急いで日本人専用の窓口
に行くも、他に日本人は誰もいません。しかも自動検査機で一発でお仕舞い。スタンプ
がない。簡素化されたのは歓迎だが、これではいつ出国していつ入国したかが分からない。今回は9月22日に出国して12月25日に帰国したのを覚えているが、いずれ
忘れてしまうに違いない。この時今まではパスポートをみればわかったが今後はわからなくなってしまう。
最後にデンパサールのングラ・ライ空港で撮った写真を。
このように真ん中から真っ二つに切ったような建造物が多いんです。なんでしょうね。
飛び立った飛行機を撮ったつもりでしたが、小さくて見えませんね。
これで今回の旅のブログはお仕舞いにしようかと思います。今後はまだ書いていなかった事を思い出して書くぐらいですかね。ではこれまで読んで下さった方々に(いるのかな)お礼を申し上げます。ありがとうございました。
帰国の日
95日間に亘る東南アジアの旅も今日で終わりです。今思うと短かったような気がします。みんなには4ヶ月から半年と言っていたので今日帰るのがちょっと情けないような
気もしますが、予定していた行程が意外とスムーズにいったし、一応予定していた国は
全て行く事が出来たので自分としてはこれでいいかなと思います。
今朝の朝食は仕出し弁当ではなく、品数は少ないものの一応ホテルらしい朝食でした。
ちょっとしょっぱかったけど野菜スープが美味しくてお替りしました。
このホテルには5泊しました。これまでで最長です。4泊したのはミャンマーのマンダレイくらいだったかな。4泊もするとやることもなくなって飽きてきますがここはそんな事はなかったですね。途中でキャッシュカードが戻ってこないと言う一大トラブルは
あったもののそれほど退屈したという記憶はありません。雨で足止めされてもテラスで
寛いだり、パソコンでyoutubeを見たり聞いたりしてました。そういえば肉声の日本語
はとんと聞いてないですね。さほど苦痛ではないけど日本の曲を聴いたりしているからでしょうか。
今朝も隣近所の方と朝の挨拶。昨日チェックインした新顔とも挨拶。ちゃんと応えて
くれます。今このホテルは正面部分を工事しているのですが、作業員とも顔見知りに
なりました。日曜でも働いていた責任者のような人とはタバコをあげたりと、一言も
英語は喋れませんが仲良くしてもらいました。隣の家族は叔父さんだという19歳の
学生は僕の部屋に来ます。何か用がある訳でもないのですが、テラスにいるともう一つの椅子に座っていいかと聞いてきます。昨日はそのおじさんと3人でインドネシアの
話になりました。みんな良い人ばかりだというとおじさんはスマトラ島は違うと言い出しました。ムスリムだけで閉鎖的だという。ジャワ島はムスリムと非ムスリムが半々で
オープンだという。実際このホテルではクリスチャンが多い。カトリックかな。マネージャーからたまたま走っていたgrabのドライバーまでクリスチャン。19歳の彼もその
おじさんもクリスチャン。髪をスカーフで覆っている女性は明らかにムスリムで直ぐに
分かるが、ゲストの中でも少ない気がする。
昨日はムッティの寝そべって居る写真だけでどれほど美人さんかわからなかったので
改めて写真を撮らせてもらいました。
どうですか。なかなかの美人さんでしょ。寝ている時間が多いので貴重な写真です。
そろそろ帰る準備をしないといけないのですが、隣の奥さんがドアの所にいてなかなか
ドアが閉められません。仕方ないのでドアを開けたまま歯磨きと顔を洗って髭を剃りました。しまいにはその奥さん、恥ずかしげもなくおならまでしてくれました。まぁ出るものは仕方ないけどね。しかし何も僕の部屋のドアの所でしなくてもと思いますが全く
気になりません。不思議なもんですね。今日も最高気温は33度。暑くなります。日本
は一桁どまりでしょうか。寒さ対策まで考えていなかったな。一応ライトダウンは持って来ているけどどれほど役に立つか不安です。9時まであと15分。9時半にはgrabの
バイタクでピックアップの予定なので45分ある。準備は殆ど終わった。e-chicketも
確認済み。いよいよこれで最後にしたいと思います。
お金の話を忘れてました。インドネシアではどうも一桁少なく言うのが通例のようです。例えば50000ルピアならフィフティサウザンドですがファイブサイザンド
と言います。言われた額を提示すると決まって怪訝な顔をされます。当然ですよね。
そんなことも沢山ありました。最後のタバコでも買って来ますか。
デンパサールのホテル
僕に合ったホテルでした。
まずWiFiのスピードが速い。途中で切れたりしない。部屋のレイアウトがいい。
ティッシュがあり、それもトイレットペーパーではない。蚊も少ない。ビールとタバコ
が直ぐ近くで買える。従業員が良く働いているし愛想もいい。使わないけど台所がある。お湯もホットなのが充分に出る。但し段々に温くなるので急いで洗わないと水を
浴びる事になる。トイレットペーパーがある。冷蔵庫もある。ビールを数本買ってくると飲んでいるビール以外は冷やせる。窓がある。これまで何回か窓のない部屋に泊まったが、これは結構辛い。ただでさえ1人で部屋に居るのが辛いと言うのに、窓がないと
閉塞感が強まります。これで1400円くらいなのでコスパが高い。朝食は2人分、仕出し弁当のようなものをデリバリーで頼んでいるようだが、二人分くれるので朝と夜に分けて食べている。ランドリーサービスがある。しかも2Kgで13円。
Tシャツ1枚いくらというホテルでもお願いしたが、これだと全然値段が違ってくる。
ではまず、そのレイアウトから。
フロントの脇を通ると中央に外の通路があり、左右に5部屋づつ向き合っています。
右側にちょっと見えますが、テラスには椅子とテーブルがあり、ここで寛いだりタバコ
を吸ったりしています。特に子供なんかは狭い部屋よりも外が良いらしく、殆ど外にいることが多い。隣近所とは朝の挨拶から、殆ど決まって日本から来たのかといった会話
が出来る。
当然のことながら仲良くなります。この一団は3家族10人で3部屋、僕の迎えの部屋
に3泊して今朝の5時にスラバヤに帰って行きました。小さい子は多分4歳くらいでしょうか。座っている二人の女の子がとても可愛くてビデオでもさせてもらいました。
お礼にと録画した映像を僕のUSBメモリに入れて差し上げました。昨夜は1時間限定と
いうことでカメラの使い方を教えて貸してあげました。その映像も昨日の内にメモリに
落としてあげましたが、部屋の中では矢張り違った表情で面白かったです。僕の右後ろ
の男性が僕の部屋のテラスに来て話始めたのですが、子供は可愛いと言う話から撮った
ビデオをノートパソコンで見せたら大うけで、大人はみんな集まって来ました。もっと
見せろと言うのでメモリに落として渡すからとそんな経緯でメモリを上げる事にしたのです。多分帰ってからもビデオで盛り上がるでしょう。みんなお揃いのTシャツでいかにも仲がいいといったご一行様でした。因みにお揃いのTシャツには『Happy Family』
と書いてありました。
一番下の子はよく僕の部屋のテラスで遊んでくれました。手に持っているのはでんでん
太鼓で途中で紐が切れて泣き出したのには困惑しました。可愛いです。
みんなで朝食を食べています。分け合ったりして仲むつまじいです。
親子です。しょっちゅうお父さんに抱きついて何かをねだっていましたが物静かなお父さんは頑として聞き入れないようでした。頼もしいお父さんに見えました。彼が今朝の5時に出発する時、車から出てきてさよならの挨拶をされた時は何故か涙ぐんでしまいました。女の子はとても可愛いでしょ。きっと将来は美人さんになるでしょう。他の子供たちがここに入り浸っているムッティという犬を怖がっていましたが、僕が犬を撫でてやると流石に手で触るのが怖いのか、膝でそっと触ってました。
ではここでムッティを紹介しましょう。
ご覧のように何故かいつも通路の真ん中で寝そべっています。この犬はホテルで飼っている訳ではなく、実は隣の家の飼い犬らしいのですがいつもホテルに入り浸っています。
誰かにイタズラされたのでしょうか。矢張りこの辺にたむろしている犬のうちの1匹です。書かれている間じっとしていいたのでしょうか。
ホテルの話に戻ります。
僕の部屋です。室内喫煙可なのですが外で吸ってます。
部屋の中です。ここだけではありませんが僕は靴を脱いで裸足でいます。汚れてはいません。テーブルと椅子とコンセントは僕にとって必須条件です。
ダブルベッドですね。どこでも枕は二つ、ホテルによっては四つありますがこれまで
二つ以上使った事はありません。誘惑は多いですよ。どうも何所のホテルでも専属の
女の子がいて電話で呼べば来てくれるらしいのですが現地語が話せないのでまずは呼べません。多分片言の英語は喋れるんでしょうけど。ハウマッチとか。
ドアが二つあります。片方は言わずと知れたシャワールームとトイレです。
室内の広さは1人では充分です。このスペースに4人とかはザラです。床に毛布とかを
敷いて寝ているようです。
トイレットペーパーはあるし、お尻を洗うホースの先にはちゃんと金具が付いてます。
もう片方のドアは台所です。
一応揃ってますね。水は出ましたがコンロは点きませんでした。下の扉を開けたらホースが外れてました。
レンジフードもあります。ちゃんと動作しました。ランプの他に強と弱のボタン以外に
その中間もありました。強さを3段階調整できます。確か日本のものは強と弱だけでは
なかったかな。
以上でホテルの説明は終わりますが、如何に快適なホテルライフを過ごす事ができたか
分かってくれましたでしょうか。agodaで予約しましたがホテル検索サイトでは評価を
聞いてきます。逐次回答することにしてますが、このホテルの評価は高いです。
ホテルの近くにありました。
九州の志布志市からの払い下げ品でしょうか。久しぶりで日本からの中古品を見ました。まだ充分に使えそうに見えますがね。
別の日にはクレーンを上げてました。「つり荷の下に入るな!」と書いてあっても多分
こちらの人は入って荷物を見上げていたりするんでしょうね。何とも勇ましい勇姿です。
昨日の昼食です。ちょうど同じものを作っていたので同じものと頼む事が出来ました。
上に乗ってるマグロのフレークみたいなのは甘辛くて美味しかったです。聞いたらチキンだと言ってましたが食べただけでは分かりませんでした。
次は僕にとってのバリの魅力。
こういうのが至る所にあります。黒い茅葺きのような屋根が特徴でしょうか。天辺の
飾りも面白いです。
どうですか。如何にもバリっぽいでしょ。こんなのがゴロゴロあります。見て廻っても
飽きません。青い海と白い砂浜もいいけど僕としてはこんなのを見てたほうがよっぽど
楽しいですけどね。まぁ人それぞれという事でしょうか。
今回は写真が多かったですね。次回はあるんでしょうか。明日はお昼ぐらいのフライトでKLトランジットの成田です。午前中は時間がありますので気が向いたら何か書こう
かな。ではまた。
一大事発生。
とんでもないことが起こりました。何とATMから現金を引き出したのですが、お金は
出てきてもカードが戻ってきません。引き出したのはホテルの2泊延長分の50万
リアルだけ。このままでは24日のフライトのチケットが買えません。帰国出来ない!!
その後も現金を引き出そうと人がくるが事情を説明して他のATMを使うように説明する
のと同時に、どうしたらいいか相談しても銀行に行けだの、銀行は閉まっているだの、
銀行は12時から開いているなどと埒が明かない。そのうちの1人が銀行までバイク
で送ってくれると言う。有難くお言葉に甘えて乗る事15分。やっと着いたと思ったら
やはり土曜日で開いていない。警備員がいて相談すると市の中心部にある同じ銀行に
行けと言う。grabバイクに乗ろうと道路を走っているバイクを探し始めたら警備員が
友達が居るので紹介すると言って連れて行かれたのが銀行から3軒隣ほどの所にgrabの
ドライバーが二人いた。早速問題を説明して警備員が表示してくれたスマホの地図を
見せて、ここに行けば問題は解決するかと聞いたらOK。早速値段交渉。50万リアル、400円。よし、行こうとバイクに跨った。走ること15分。バイクを止めて
ドライバーが地図で示された銀行は閉まっている、より大きな銀行に行くと言って
更に15分。地図で見ると市の殆どど真ん中。ここも閉まっていたが警備員に相談したが銀行とは連絡が取れないという。そんなバカな。何か非常事態が発生したらどうするんだと言ってもダメ。ここで20分ほど押し問答したが結局は問題解決にはならず。
仕方ないので元のATMに戻る事に。よく見るとカードの挿入口に何やらプラスチック片
が着いている。これでカードを止めていたのかとドライバーと納得。その後ホテルと
相談しようとホテルに戻り事情を説明したがどうも解決方法はなさそうだった。ホテルが連絡を取ってくれた銀行の話によると、日本のカードを発行している銀行でないとカードは取り出せないという。何ともおかしな話だ。僕が直接聞いた話ではないので何とも言えない。月曜まで待つしかないのかもしれない。
現金がない。これでは近くのナンデモ屋でビールも買えない。タバコも買えない。メシ
も食えない。途方にくれていたが、こんな時は頼りになる娘に相談とLINEで説明。
電話でクレカも使えないと言うとそんな事はないはずと言う。早速これまでお店などで
使えないと言われたクレカで24日の航空券を購入してみた。出来た。これで何とか
日本に帰れる。後は残り少ないお金でどう3日間を過ごすかだ。ホテルには事情を説明
してあったので、先ほど払った50万リアルをカード決済に変更できないかと相談。
快くOKしてくれた。これで50万リアル、4000円ほど現金が出来た。ホテル曰く
これなら3日間を過ごす事が出来ると言う。しかし問題はビールだ。どのくらい飲むかだがここは我慢するしかない。しかしビールが飲みたい。カード決済が出来るところを
近くのコンビニで聞いたらサークルKだと言う。早速ロング缶とレギュラー缶を買って
カードを出すが、試してみても決済出来ない。ラインが切れていると言う。キャッシュ
というので仕方なくなけなしの現金で購入。レジ袋を要求すると体裁のいいショッピングバックを有料で買えと言う。カチンときてここで飲んでもいいかと聞いてテーブルと
椅子がある場所で飲み始めた。ホテルに戻ってからもビールが欲しくなる。後の事など
考えずに3本も買ってしまった。大丈夫かな。
この旅での一番の問題がここで発生するとは思わなかった。もっとも終盤だからいいのかも知れないが。しかしカードが戻ってこないとは有り得ないことだ。そんな訳で今回
は写真がありません。次回はこのホテルの良さを写真つきで紹介したいと思います。
空が暗くなって風が涼しくなってきたと思ったら大粒の雨が降って来ました。スコール
というヤツでしょうか。結構な音をたてて降っています。これでは予定していた海に
行くのも諦めざるを得ません。仮に止んだとしても道には大きな水溜りが出来ていて
歩けないからです。止むどころかますます強くなって来ました。土砂降りの雨です。
ビールやタバコを買いに行くのもしんどそうです。
バリの魅力
何でしょう。バリの魅力。それは矢張り人だと思います。確かに途中で見かけた村落に
あった造形物にも魅力はありました。お寺のような建物やその周囲のデコレーションも
興味深いものがありました。今日行くつもりの海や海岸も美しいでしょう。天候も暑さ
を除けば安定していて過ごしやすいです。
でもここの人達はみんなフレンドリーで優しいです。見知らぬ僕をバイクで送ってくれ
ようとしたり、困っていると何とかして助けてくれようとします。他の国でもそういう
事はありましたが、何かが違うような気がします。移動にはことさら苦労したインドネシアでしたが、最後に選んで良かったと思います。
バリ島の夜明けです。真正面からの陽射しがとても眩しいです。
何を撮ろうとしたのか忘れましたが、途中の村落のある造形物がとても魅力に溢れて
いました。飛行機で来る人が殆どだと思いますが、こうした景色を観ることが出来ないなんてもったいないと思います。
バリ島に入ってからは殆どが海岸線を走ります。こうしたお寺の鐘楼みたいなのがあちこちにあって見飽きることがありません。
林の向こうに微かにですが海が見えます。波が見えますよね。
なにせ高速で飛ばしてるもんだからうまく撮れません。
もう一度通ってみたい道でした。でもホテルからだとかなり距離があり断念せざるを
得ませんでした。
ミニバスは朝の渋滞に巻き込まれながらも無事ホテルに到着。矢張りドアツードアは楽
ですね。考えてみるとインドネシア国内の移動は今回で5回目ですが3回はこのミニバスを利用してました。あとは夜行バスと列車ですね。
明日が最終日になりました。明後日にはお昼の飛行機でKL経由の成田です。航空券も
既に予約してゲットしております。クリスマスイブに移動です。こんな年があってもいいでしょう。
上には上が。
同じインドネシアのペカンバルからジャンビに乗ったミニバスは、予定の10時に1時間半遅れて来ましたが、今回スラバヤからバリまでのミニバスは2時間20分も遅れて
来ました。上には上があるもんですね。などと感心していられるのも何とか先ほど無事
にホテルに着いたからです。所要時間13時間20分。ホテルでは11時間から15時間と言っていたので範囲内ですが、午後4時の約束が6時20分でした。早く着たらと
思って3時半からホテルのロビーにある喫煙所で待ってました。盛んに部屋で寛いで
待っていたらと言ってくれましたが、部屋に居ても落ち着きません。このバスを勧めてくれたホテルの従業員は申し訳なさそうにしています。ミニバスの運転手と連絡をとっても、今は他の客を乗せている所だと言う。それがどうした、こっちはもう45分も
待っているんだぞと言いたかった。従業員にはホテルの前の路地には入って来ないのではないかと言ったら、そのまま後ろにバックするから大丈夫と言う。僕は主要道路から
路地に入る所でピックアップではないかと言ったが大丈夫だと言う。そして6時20分。ドライバーから電話が来たがホテルの前にはいない。従業員とホテルの前まで出て
主要道路の方を見ていると、それらしいワンボックスが減速して路地の入り口を通過。
あれだと思って僕が歩き出すと従業員は携帯を取りにホテルに戻った。電話しながら
僕の後についてくると案の定、減速していたワンボックスがそうだった。料金前払い。
頭にきていた上に前払いと言う。余程着いてからと言おうとしたがここでもめて他の客を待たせる事になるのは大人気ないと思い250000リアルを従業員に渡す。その
金額だとホテルから聞いていたからだ。でも従業員は220000だと言う。そして
お釣りがないそうだから2万リアル持ってないかと聞かれたが持っていない。仕方ない
からお釣りはいらないと、この状況で何と寛大な対応でしょう。2万リアルといっても
たかだか160円くらい。そもそも400キロ、10数時間運転して2千円だもんね。
160円くらいチップと思えば安いもんです。走りだしてから一家族4人と女性を1人
乗せて快調に走り出しました。以前のように他の客を探して廻ったり、携帯でいつも
喋っていたり、音楽を大きな音量でかけていたりはしませんでした。難点は2時間20分の遅れ。車内は寒くもなく、音楽はかけていましたがさほど気になる程度ではありません。またジャカルタ行きのバスのように、営業所で理由もなく40分も止っている事
もありませんでした。乗客が全員揃った所で何故か停車。どうもレストランのようだ。
まさかここで乗客をのせたまま、ドライバーだけが食事ではなかろねと思っていたら
なにやら荷物を持って戻ってきた。乗客用の菓子パンだった。水も配られた。パンは
普通の袋に入ったものが化粧箱に入れられていた。暫くするとまた停車。それまで助手席で乗客が待っている位置をナビゲートしていた男が降りた。何でと思ったらそのまま
発車。どうやら若い奴がこれからの10数時間を1人で運転するらしい。大丈夫かな。
その後は問題なく進んでくれたので、遅れた事への怒りは次第に収まり(良い性格だ)
うつらうつらと寝たような寝られなかったような状態で12時15分前にフェリー乗り場に着いた。ここでもジャカルタ行きのバスのように2時間も時間を浪費することなく
ほぼスムーズに乗船。最も2時間の浪費はバスのせいではないけどね。フェリーへの
乗船を挟んで前後に一回づつトイレ休憩。最後の休憩の前に目が覚めたが5時過ぎの
バリは綺麗だった。直ぐ脇にヤシ林越しに海が見えた時には感動さえ覚えた。日の出と
海。なにもバリでなくても見られる光景だとは思ったが妙に感動してしまった。矢張り
バリは何か違うのだろうか。家に近くにバリ専門店がある。他にも確か家の近くだと
思ったが、何故バリの専門店がやっていけるのか、またお店を出そうとしたのか不思議
だった。そういう事もあってバリには来てみたかった。今日が20日。24日の帰国までにわかるだろうか。
恨み言を書いたところで昨日の話。3時頃まで時間があったのでスラバヤを散策。と言っても34度もあるので日向ではじっとしているのも辛い。やはりここでも流石に歩いている人はいない。お坊さんは勿論、浮浪者も見かけない。時折目にするのはゴミを
集めている人。ビン、缶、ペットなどを集めて小額のお金にしているんだと思う。そんな訳で近くの大きなショッピングセンターにお昼ご飯を食べに行った。食べた後でこんなのを見つけました。
これだけでわかったら大したもんです。日本の大手外食チェーンです。オレンジ色が
トレードカラーですかね。
吉野家です。豚肉は使っていないとイスラム国ならではの表示がありました。牛はOK
ですので牛丼はあります。お昼はまずハズレがないナシゴレンでした。ナシゴレンは
他の国でもありましたが、インドネシアでは多分最もポピュラーな食事でしょう。
考えてみたら3日に2度は食べているような気がします。ペカンバルではナシゴレン
(米)とミーゴレン(麺)を交互に食べてたかも。チャーハンとチャーメンといった
ところでしょうか。吉野家、食べてみたかった。
感ぞ。何でしょう。同じショッピングセンターで見つけました。韓国語が書いてあり、
チラッと覗いたら韓国料理のように見えました。でもお店の名前は「感ぞ」。とある
ブログに書いてありましたが、Tシャツにしても日本語がデザインされているものは多くありますが、韓国語や中国語は見た事がありません。日本ではデザインとしてアルファベットが多用されていますが、少なくても東南アジアでは日本語がデザインとして
好まれているようです。また日本に対する好感度もあるような気がします。
バスを選択したことで1泊分の宿泊料金を損しました。正確には18時間分といった
ところでしょうか。チェックインの時にも何故昨日来なかったのかと聞かれました。
しかしバスは遅れるにしても矢張り楽です。列車やフェリーも魅力的でしたが、その
後でバス、タクシーでホテルと考えるとバスの選択が良かったのではないかと思います。有名な観光地でバスターミナルから市内までは相当距離があります。渋滞を避ける
ためかバスの市内乗り入れは禁止されているとか。ヘタするとタクシーだけで20万
リアルくらい取られそうです。
ここのホテルのレストランには棚にウイスキーのボトルが置いてありました。飲めるのかと聞いたら飾ってあるだけで飲めないとの返事。しかし隣のナンデモ屋でビールが
売っているとの事。それで充分です。ビールはジャカルタ以来ですね。楽しみです。
このホテルからビーチまでは6キロ。歩ける距離です。体力が残っていたら夕日でも
拝みに行きましょうかね。因みにですけど同じインドネシアでも時差が違いました。
バスの中で何気なくスマホを見たら1時間早くなっていました。ジャワ島とバリ島では
1時間の時差があるそうです。そんな訳で日本との時差が2時間から1時間になりました。次回はバリ島の魅力について書きたいと思います。
スラバヤのホテルなど
昨日は洗濯物の処理や最後の訪問地バリ島デンパサールへの移動方法やホテルの検索と
予約などで午前中を費やした。午後はお昼ご飯をインドネシア料理店で食べた後、マッタリと昼寝なんかをしてから散歩などで時間を過ごした。
今日は4時にミニバスのピックアップがあります。走行距離430キロ、11時間で
2000円です。難点は夕方の4時発ということ。車窓からの景色が楽しめません。
でもホテルからホテルですので殆どタクシーと同じで楽して移動できます。
朝7時半と言われたのでランドリーショップに洗濯物を取りに行きました。ちゃんと
出来てました。昨日言っていた重さを量る機械を見せて欲しいと言うと持ってきて見せてくれました。
写真を撮ろうとすると機械だけでなくちゃんと自分も写るポジションに居ます。何故か
秤は既に15gを指してます。誤差でしょうか。
路地のそのまた奥の路地を入っていった所にあります。これまで30ヶ所くらいのホテルに泊まってきましたが、これほど入り組んだホテルやランドリーショップは初めてです。
この奥の左側にランドリーショップがあります。昨日のように誰かに連れて行ってもらわなければわかりません。現に殆ど隣のホテルでさえ知りませんでした。
ここがホテルへの入り口。壁にOYOと書いてあります。OYO469ホテルです。
更に奥に進んで行きます。
更に進みます。
ガラス越しにRESEPTIONの文字が見えました。ホテルの事務室です。従業員がテレビを見てますね。右側のドアが部屋のドアです。僕はこのもう一つ奥の部屋でした。102号室です。
1階の天井が一部ガラス張りになっていて2階の廊下が見えます。変わってます。
この廊下を従業員がモップで掃除していたので気がつきました。
昨日の散歩で見かけました。
TOKYOと大きく書かれていますがチャイニーズとシーフードのレストランみたいです。どうも日本と中国をゴッチャにしてしまう傾向が海外ではあるようです。カンボジアからタイのバンコクへのバスの中ではアメリカ人が「成功」と「平和」の文字を左腕に刺青していたので写真を撮らせてもらったのですが、彼は中国語だと思っていたようです。フランス人がそれは日本語だよと教えていましたが良く知ってるもんですね。
ホテルがどんなに奥まった所にあるかの続きです。
これが交通量の多い主要道路です。この道をgrabのバイタクは3回ほど往復しました。
多分この道沿いにあるホテルだと思ったのでしょう。
主要道路からの最初の路地の入り口です。この路地に入っていくのをバイタクは躊躇
してました。彼の思惑ではこんな路地にホテルが、それも外人が泊まるようなホテルが
ある訳がないという先入観でしょう。多分すぐそこだよと教えてくれている道端の人が
いくら言っても直ぐには行こうとしませんでした。Googleはこの道だと言っているので
ドライバーに行けと指示。やっと入っていってくれました。列車が駅に着いたのは時間
通り7時半。でもホテルに着いたのは8時半でした。地図で距離を測ったら1.4キロ。充分に歩ける距離でした。しかし暗くなっていたので安全を優先したのだが流しのバイタクは信用できないし確実にボラれる。grabならと思ったけど流しと同じ結果
になってしまった。みんなそうだけどこちらが見せるGoogleの地図を見ようとしない。
この時もGoogleの示した地点が正確だったのに何故か見せても見ようとしない。彼ら
なりのプライドがあるのだろうか。バイクは今ここ、ホテルはここと言ってもダメ。
一応その方向に向かうのだが平気で通り過ぎてしまう。何回もユーターン、バックなどと指示しないとたどり着けない。
何故か途中には門がありました。早朝に見ても開いてますので恐らく閉めることは今は
ないのだと思います。左側は悪臭漂うドブ川です。昨日子供がその川に足首まで入って
いるのを見ました。平気なのでしょう。
ホテルの路地をでた所です。先ほどとは逆に主要道路に向かっている写真です。
更に主要道路に向かって進んでいくと、右側のドブ川の支流があります。勿論悪臭漂う
ドブ川です。
ドブ川の支流の手前を左に入った所です。
ドブ川の上に家があります。こうした路地に入っていくのはちょっとした勇気が必要です。途中で若い男性が4,5人ほどバイクの周りにたむろっていたりすると余計緊張します。
その奥の家です。撮ってから気がつきましたが奥さんが何やら揚げ物を料理してました。この路地の奥にタバコなどを売ってるお店があるのです。多分ホテルから一番近い
と思います。
とても小さな猫がいました。生後1ヶ月くらいでしょうか。
ちゃんと生きてました。誰かがえさのつもりでしょうか、スナック菓子が置いてありました。インドネシア人はとても優しいのです。
夜明けから30分もするとこうしたバイクに食料を積んで売り歩く人達がいます。魚、
ニワトリ、野菜にお菓子などでしょうか。住んでる人は結構重宝しているのではないでしょうか。棒で荷台を支えているのが可笑しいですね。勿論走り出すときには外します。
あと4時間を切りました。最後の移動が夜行になるとは思っていませんでした。しかし
楽チンにはかないません。それなりに大変ですが確実にホテルまで連れて行ってくれます。多分連れて行ってくれるでしょう。お昼を食べたら支度を始めますか。
では次回、デンパサールで。