タンホアから列車

前回のブログでホイアンと書いてましたがタンホアの間違いでした。お詫びして訂正

いたします。

このタンホアですがネットでもタンホアだったりタインホアだったりします。ラオス人

にいたってはテンファーです。英語表記ではThanh Hoaですがどうもタインホアが正解

のようです。

どうもカタカナ表記の地名、人名は覚え難いです。やっと覚えたと思ったら次の訪問地

の名前の前に前回の訪問地の名前しか出てきません。今盛んに出てくるのがピッサヌロークです。２週間も前に行ったタイの町です。次はフエですので流石に思い出そうと

してピッサヌロークは出てこないでしょうが、このピッサヌロークを覚えるまでどんだけ苦労した事か。

サムヌアからタインホアへのバスですが、てっきり始発だと思って１時間も前に行った

のですが、８時７分前にあの勇姿を見せました。既に４,５人の乗客がいました。僕の他に数人が乗って出発したのですが、ホテル脇の橋を渡ったと思ったら停車してエンジン

を止めました。見てるとドライバーが尺八くらいの筒で水タバコを吸いながらお茶を

飲んでいるではありませんか。出発して１０分も経たないというのに１５分くらい休憩

してました。経験値から判断するに、ここに来るまでに２,３時間は運転しているんでしょう。ということは始発は５時か６時ごろ。途中でドライバーの交代はありませんでしたから一人で１０時間以上も休憩を挟みながら勤務していたことになります。日本では

法律違反ですよね。でも言われた通りの５時には無事にタインホアに着いていましたのでご苦労様でした。あのドライバーは多分ベトナム人ですね。テキパキした動きや態度

から大体の想像ができます。タイからの８時間乗ったバスは途中で運転を交代してました。国境を越えてからのランチ休憩のあと、ラオス国内は運転を交代してました。あのバスも冷房が寒かった。

タインホアのホテルは街のド真ん中でここでは一番高いビルが直ぐ近くにあります。

着いた日は１０月２７日　日曜日。そうです、ハロウィンですねー。夕飯を食べに

外に出てみると何やら近くで騒ぎ声が聞こえて来ました。行ってみると高校生くらいかな。多分ハロウィンパーティのようなことをやっていました。

多分ですが「顔ナシ」でしょう。後ろの子はアニメのキャラクターかな。

写真を撮らせてくれと言うとウチワと日本刀のようなものを友達に預けてポーズをとろうとするので、こちらの意図を全く理解してなかったのでしょう。持っててくれと頼んでポーズをとられる前に撮ったのがこの写真です。

何故かこの後、男の子２人が僕に近づいて来て両手を合わせて頭を下げていました。

ありがとう、の意味なのでしょうが何故なのかは全く理解不能。

今回のホテルは一番マトモではないでしょうか。これまではビーサンで朝食などに行ってましたが、ここでは誰もビーサンを履いていません。無論僕も靴を履いて行きます。

昨日は小雨模様の寒い日だったので出掛けたのは近くの公園、ATMとチケットを買いに

駅までしか行ってません。従って写真を１枚も撮っていないのでせめてホテルの写真

でもと思います。こんなホテルに泊まってます。

部屋のドアです。テーブルの上にあるのはウエルカムドリンクと一緒に係員が持ってきたウエルカムフルーツのスイカとドラゴンフルーツの皮です。下の黒い袋はゴミ袋ですが、ゴミ箱から出して袋だけにしてました。テーブルの周囲にコンセントがないので

ベッド脇のテーブルの上にパソコンを置いてゴミ箱を逆さにして椅子代わりにしてました。次の日の午後には延長ケーブルを借りて今はテーブルの上でパソコンをたたいています。

洗濯物はホテルの備品ではありません。ツインベッドを希望したのですがダブルベッド

でした。

この低い小さなテーブルにゴミ箱を逆さにしてパソコンをたたいていました。流石に

疲れました。でもここでネットを駆使してフエに行く方法を検索出来ました。

トイレとシャワールームですね。それは見れば分かりますが、わからないのが右側の

シャワーです。大きなシャワーと小さな低いシャワーがあり、これの切り替えは下の

レバーで出来るのですが、一番したの蛇口から水を出す方法がわかりません。未だに謎

です。

これも分かり難いです。洗面台の栓です。開閉方法はどうすればいいのでしょうか。

それらしいボタンもレバーもありません。もう一度押し込んで開かせるのでもありません。

栓を回転させるのです。中東のどっかのホテルで最初見た時、この時はバスタブでしたが苦労しました。いろいろ探しまくった上でどうすんだ、これっと栓をいじっていたら

クルっと回って無事排水出来ました。そんなの分かる訳ないでしょうと思いつつも世界

は広いと感じた次第でした。

とまあ、こんな所で寝泊りしながら先に進んでいくのですがここに来てからこの先の事で予想外のことが起きてしまいました。バスが見つかりません。

このルートでラオスからベトナムに来れた事は正解だったと思います。入出国検査も

問題なく済んだし、距離の割には時間もかかっていません。お金も安いですし。

しかし今回は首都ハノイを諦めてカンボジアを目指すべく南下することに決めたのですが、ここから長距離を南下するバスが見つかりません。直近の課題はビザの延長手続き

と南下ですが、延長手続きに最も近いのはハノイで北に行かねばなりません。しかも

ハノイからは勿論南下する長距離バスはあるのですが、ここタインホアは通過です。

ハノイから最初のバス停までは１５時間でフエとなります。ベトナムではこの辺は観光もないし交通網からも外されているようです。散々ネットで調べた上でホテルの従業員

にフエに行くとしたらどうする？と聞いたら暫くは考えてバス・・と自信なさそうに

答えてました。多分行かなければならないとしたら市内の路線バスを乗り継いで、そこそこ中距離の南下するバスを使うのではないかと思います。これは外国人には無理難題

です。そこで列車はと思って調べると１１時間半かかりますが、朝の９時半に出て夜の

８時前に着くことが出来るようです。これまでは何とか明るい内にホテルに着きたいと思っていましたが、列車は１日に６本しかなく、この前の列車は夜中の１時です。夜と

いっても８時ですし、まだ予約してませんがホテルも駅から数百メートルですので問題

はなさそうです。これまでバスばっかりだったし、ベトナムではこの統一鉄道にも乗ってみたいと漠然と思っていたので今回の選択は良かったと思います。

地図でみるとタインホアの駅までこのホテルから約１キロしか離れていないことがわかりました。ちょっと見学にと思って行ってみました。伝統のアオザイを着た女性ばかりの係員達が居て、手が空いた時でしょうかと聞いてきました。英語が通じるとは思って

いなかったのですが、携帯の翻訳アプリを駆使して苦労しながらまずは何人かを聞いてきました。次に何が欲しいのかと聞いてきたので当然駅だからチケットというとどの

列車だとかいつだとかやり取りしていたのですが、そのうちアオザイではない警察のような軍隊のような制服を着た女性に声をかけたと思ったら少しは英語が喋れる人でした。何とかゲット出来そうだと思ったらパスポートという。そんなもん、ちょっと見に

来ただけなので持ってない。するとフルネームと生年月日を書けと言う。何とこれで

通ってしまった。国は先の女性に話したので聞かれなかったのだと思う。でもこれだけでパスポートがなくても身分証明になるのかと感心してしまった。約３０００円とバス

に較べると随分と割高だが、１１時間を考えてハイクラスの席にしたためです。新幹線

でいう所のエグゼクティブクラスですかね。思いもかけず何とかゲットできました。

昨日は苦労しましたが少なくても今は大変満足しております。

今日は晴れ。２日ぶりに近くの大きな公園にでも行ってみますかね。では次回は列車の

旅の感想など。ビザの延長でフエには５，６泊することになるかも。午後はフエの

ホテル探し。これまた大変なんです。これまでの経験値を生かしてハズレを引かないようにしないとね。