移動時間18時間への挑戦

インドネシアスマトラ島南部にあるパレンバンから首都のジャカルタに移動しました。パレンバンのホテルや各種チケットを扱っているコンビニでもないと言われたバス

での移動です。今は出発した翌朝の8時で予約したジャカルタのホテルで2時のチェックインをロビーで待っています。部屋に入れた所でやる事は同じなので一向に苦になりません。部屋に1人で居るのが辛くなってきたので却ってロビーの方がいいくらいです。

 

終わってみると長距離移動もさほど苦痛ではありませんでした。但し、寒くてうるさくて雨漏りしたバスでなければもっと快適で楽な移動だったと思います。詳しくは後ほど。

 

ないと言われたジャカルタまでのバスチケットを持っていよいよ出発です。ホテルでは

バスステーションまでのバイタクをgrabで手配してくれました。バイタクが来ても受付

の女の子がドライバーに確認していました。流石に「ない」と言われたバスです。バイタクのドライバーも半信半疑でしたが予約確認書を僕のスマホで何度も確認し、暫くして納得出来たのか僕を乗せて走り出しました。聞き違え出なければ15分と言われた

バスステーションですが30分も走ってます。大きな川を2回も渡りました。30分過ぎたら流石に心配になって来ました。なにせ11:55発と言われたので15分なら

11時でいいかとその時間に出たので、出発まで30分をゆうに切ってます。何とか

それらしい、しかし寂しそうな場所に来ました。バスは見当たりません。でもステーションらしい感じ。広い敷地を廻って最初に会った人達に聞いたらここだと言う。流石に

grabのバイクだ。間違いがない。出発する前にも何度も確認していた。信頼出来るバイタクだ。パレンバンのホテルでは今後これを使ったほうが良いとgrabのアプリまで僕の

スマホにダウンロードしてくれた。しかし悲しいかな未だ使い方がわからない。いずれ

習得出来るでしょう。

 

時間が迫っている中で何とかたどり着いたが、肝心のバスが見当たらない。ここが始発

ではないのか。しかしこの辺では一番大きな、近郊電車も通っている街なのでここが

始発で可笑しくないのだが。係りのオッサンに、紙に11:55と書いて見せたら1時

だと言う。13:00と書いて見せたらそうだという。ネットの時刻表では11:55

になっていた。数少ない乗客の家族に、先ほどの紙を見せて1時だとよと教えたら、

多分ネットで予約をしたであろう高校生くらいの女の子が家族からやいのやいのと笑われていた。しかし彼女に責任はない。説明してあげようと思ったが英語が通じない。

でも見てると特別責められている訳ではないのでそのままにしておいた。しかしネット

と実際とがこんなにも違うとは。他の国では実際の時間を表示した上で30分前に来る

ように言われた。インドネシアは時間にルーズなのか。そして実際にバスが来たのは

25分遅れの13:25で出発は13:30でした。これから18時間だと翌朝9:30かと思いながら乗り込むと、既に数人の乗客がいた。矢張り始発ではなかった。

 

程なくして高速道路に乗った。この秋開通したばかりのはずで、このまま高速で行ったらかなりの時間短縮になると思ったら高速を降りてしまった。下道を走ってバス停みたいな所で止る。高速に乗ってはまた降りるを数回繰り返していた。ここをこの大型バス

が通るんかいというような道を走る。これでは18時間かかるわなとと思っていると

8時過ぎに大きな食堂で止った。他にも似たようなバスが並んでいる。ここだけではないが、何故ここで止っていつ出発するかのアナウンスがない。降りる時にドライバーに

翻訳アプリで聞いたら、最短でも30分という明確な答え。お昼ごはんを食べ損ねて

いたのでゆっくり夕飯を食べる。2時間近く待たされたバスステーションでこんなこともあろうかと買っておいたお菓子で空腹を凌いでいたが、これでやっと一息つける。

 

写真がなかったのでここで2時間近く待たされたバスステーションで撮った写真。

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お母さんに甘えたいのですが、お母さんはバスを待っている乗客や一時停車するバスに

乗り込んで食べ物を売る仕事をしています。かまっていられないようです。みかねて

数十円のお札を男の子にあげると泣き止み、お母さんに抱っこされてこの飲み物を買ってもらったようです。その後は元気に遊んでました。施設の人からも可愛がられています。後ろのしかめっ面したオッサンは写真を撮ると親指をたててグッドのサイン。こんな何でもない事でもその場の雰囲気が和やかになります。

 

話は戻ります。1時半に出たバスは3時頃に簡単な休憩と8時頃に夕飯休憩。その後激しい雨が降ってきたと思ったら、何と雨漏りです。ただでさえ寒くてドライバーが好きな曲を大きな音量でかけていて、寒くて五月蝿いバスが今度は雨漏りです。

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これまで書いてきたように、寒くて五月蝿いバスは日常茶飯事。しかし雨漏りは初めて

です。このバスの時は寒い、冷房を下げてくれと言ったらオートマティカルと言って

きたのでターンオフ、スイッチを切れと言ったのですが通じませんでした。他の客も

みんな防寒してました。ちゃんと用意しているところをみるといつもこうなのでしょう。オートマティカルと言った乗務員も乗客用の毛布を被ってます。理解できません。

 

11時にフェリー乗り場に着きました。フェリーに乗れたのが1時。バスがフェリーの

時間に遅れたらどうすんのかなと思ってましたが、見てると常に2隻のフェリーは着岸

してるくらい、ひっきりなしに往来しています。フェリーは意外と早く、3時半には

ジャワ島に着きました。4時にはバスが発車したのですが、フェリーを降りて直ぐに

会社の営業所のような所で停車。一体明け方の4時に何のために止っているのかわかりません。40分停車してました。勿論この時もアナウンスはなし。それでも誰も文句を

言う人は居ません。寒くても、五月蝿くても、雨漏りしても、意味もなく止っていても

なすがままです。6時半にはジャカルタのバスターミナルに着いて所要時間17時間。

しかし無駄な時間が多すぎる。何でもネットでみると高速道路が出来たお陰でジャカルタからパレンバンまで9時間で行くそうです。それではその逆のパレンバンからジャカルタもあるだろうと思って探したのですが見つかりません。でもこれがきっかけで今回の「ない」と言われたバスを見つける事ができました。思ったほどしんどくはなかった

ですね。もう一回やれと言われたらやるでしょう。その程度のもんでした。

 

後悔したのはスマホの充電器を荷物室のバックパックの中に入れといたことです。お陰で電池切れを心配して写真が撮れませんでした。バスでも充電は出来ました。雨漏りしても電源はあるのです。

 

書くこと殆ど全てが良くない点ばかりになってしまいます。これではいけないと思い

良い点を探そうと思ってはいるのですが中々見つかりません。でも来て見て後悔など

全くしておりません。何所に行ってもその町が直ぐに好きになります。何とも不思議ですが本当です。

 

洗濯物が溜まってしまいました。コインランドリーか洗濯屋さんを探さなくてはなりませんが、今フロントに聞いたら洗濯屋さんは急ぎでも2日かかるという。チェックアウトの日です。もう一日滞在を延ばすかを検討するか。

 

次はスラバヤです。電車で行くつもりですが、今フロントに聞いたら電車のことは良く

わからないとこのと。これがジャンビやパレンバンのようなチンケなホテルだったら

みんなでよってたかって調べてくれるんでしょうが、ここは中級ホテル。ジャカルタ

にも近く、新しくて綺麗なんですが。自分で調べるしかないですね。