話は戻りますが。

前回はタイトルと内容が異なっていました。書いてるうちにタイトルを忘れてしまいました。

 

フエからユイチーですが新しい列車でした。車内の電光掲示板にスピード、各都市の

気温と天気などが表示されます。電源もとれてUSBポートもありました。多分電源と

して利用できるのでしょう。通路も若干広かったように思います。ビデオは撮りましたが写真は撮っていません。

フエからユイチーまで9時間でしたが4人のコンパートメントに最初から最後まで一人

だけでした。不思議と車窓から外を眺めていても全く飽きません。別に変わった景色

でもないのですが全く飽きないのです。隣の結構英語が喋れるおじさんが同じように

通路にたったまま、僕と同じように外をずっと眺めていました。英語が通じるので余程

ベトナム戦争のことを聞いてみようかと思ったのですが政治の話になるとマズイと思って止めました。年齢も50歳以下に見えたので経験してないかもしれません。

 

ユイチーからサイゴン(終点)までは14時間。午後2時ごろの列車に乗って着くのが

翌日の4時。ホテルのチェックインが2時だから10時間も時間が余ってしまう。

まずは駅で明るくなるのを待って歩きでホテルへ。荷物を預かってもらって戦争博物館

に行く、までは考えられたがそれでも時間は余りそう。夜行列車も疲れそうと思ったが

一気にサイゴンまで行ける誘惑に勝てずチケットを購入。

 

さて、ユイチーの駅に着くと電光掲示板に乗る列車は2番線からとなっている。しかし

乗客とみられる皆さんは1番線で待っている。はて、なんじゃこりゃと思ってホームの

事務室に居た駅員に、切符を見せてこっち(1番線)かあっちかと聞いたらこっちだと

言うではないか。しかし1番線の左端にはデンと電車が止ってます。どう考えてもこの

線に入ってくるはずはないと思いながらも、時間前にやってきた。果たして2番線に

入っていくではないか。どうなってるのと思っていたら乗客たちが1番線の線路を跨いで2番線のホームではない、1番線の線路側から乗り込んでいる。そういうことかと

納得して乗り込んだら一番高い列車にもかかわらず、旧式のオンボロ列車でした。

 

床は木、これまでの寝台専用列車と違って昼間は腰掛になるタイプのベッド、流石に

トイレは洋式になっていたが鍵は壊れていました。ドアノブさえないのもありました。

便器だけ替えたようです。

 

一番高いと書きましたが、同じ距離を違った時間帯に走る列車はもっと安かった。

乗ったら高い理由がわかるだろうと思いましたが、全く理由がわかりませんでした。

それもよりによって4時に着くはずなのに3時にたたき起こされました。着いたのです。なんと1時間以上も前に着いちゃいました。早く着きたいときは30分も遅れるし

出来るだけ遅れろと思っていると1時間以上も早く着きやがった。お陰で寝不足です。

次回は写真も入れますね。